~北風~

 今日は、日曜日でしたが、少し、事務仕事をして、終わった後、先日、北海道税理士会札幌北支部(税理士会は税務署の管轄ごとに支部が設けられていて私は、札幌北支部に属しています)から会報の原稿依頼があったので、書いてました。札幌北支部の会報は、”北風”というタイトルで、会員税理士に、月一回発行されています。

 テーマは自由…。自由と言われると何を書いていいのか迷ってしまいますね(笑)  四苦八苦の末、やっと完成です。本家、北風に載る前にブログで公表です(笑) 問題ないと思いますので。
 

初心忘れるべからず ~税理士という職業に対する想い~

                              札幌北支部 第2部会 高野 真人

 私が税理士になったのは、平成15年の2月のことで、早いもので、今年で7年目になります。初めて北風から原稿依頼があったのは、税理士登録した年ですので、今回、書かせていただくのも7年ぶりということになります。

  北支部からの封筒が届き、いつものように開けてみると中にひとつ見慣れない文書が…。よくみると、”「北風」の原稿執筆のお願いについて”と書かれている。これは、きっと北支部の方へ公募で投稿を募るだろうと思った。しかし、文書の左上には、しっかりと、高野真人殿と書いてある。そうか、書くしかないのかと思ったのと同時に、7年前の北風への投稿の内容について思い出した。
 7年前、北風の原稿を書かせていただいたときは、税理士登録1年目ということもあり、半分浮かれ気分のところもあったが、税理士を目指した想い、これから、なりたい税理士像について、ずらずらと書き綴った。今回の原稿依頼で、当時のこと思い出した。「税理士の無償独占業務」について、「法律ではなく、税理士という信頼ある肩書きによって守りたい」との迷言ともとれることを書いているが、その気持ちは、今も変わらず持ち続けている。 

 昨年の6月には、お世話になった税理士事務所を退職し、独立開業をした。税理士登録当初も厳しい経済環境ではあったが、昨今では、その環境は、一層厳しさを増している。私たち税理士が、中小企業から求められるものも、税務のみならず、会計、経営、借入金対策、事業承継など多岐にわたるようになっている。努力し続けていかなければ、たちまち、中小企業のニーズに応えられなくなるだろう。

  無資格者が税務相談をしてはいけないというのは法律で決まっているからではない、税務にかかわること、それは、「他の誰よりも税理士が一番詳しいから」であって、無資格者が誤った相談にのると財産的損害を被る恐れがあるからである、「たとえ法律が変わっても税理士の価値は不変である」。その想いを胸に、7年前に税理士になったときの気持ちを忘れず、日々努力し中小企業のお役に立てればと思っている。

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