ポイントカード ~数字のカラクリ~

最近、ポイントカードを使うお店が増えてきましたね。先日、某本屋さんでビジネス書を購入したところ、ポイントカードはおもちですか?と聞かれ、とうとう本屋さんでもポイントカード制にするところがでてきたのかと思いました。家電小売店などでは、もうおなじみですね。

単純な値引きではなく、ポイントカード制にするとお店にとってどのようなメリットがあるのでしょう。

1、他店ではなく次回も自分のお店を使ってもらえる。

飲食店などでは、スタンプを押したりするところも多いですね。人間の心理は、ポイントがついたり、スタンプを押すなど視覚的にうったえるものはやる気を起こさせる原動力になるようです。ワタミの社長の「夢に日付を」、では予定や目標を書いてそれを赤ペンで消してゆくことが夢実現の原動力となると書かれていますし、GMO社長の「一冊の手帳で夢は必ずかなう」でもほぼ同様なことが書かれています。タレントの岡田斗司夫さんのベストセラー、「いつまでもデブだと思うなよ」では、食事したカロリーと体重を記録することによってダイエットが成功したとのお話もあります。懐かしいところでは、朝のラジオ体操に参加するとスタンプが押してもらえて、毎日続いていると、休めない~と気合が入ったりしたものですね(笑)

2、ポイント失効による利益がある

ほとんどのポイントカードを発行している企業では、有効期限を定めていて(これが、また、いつまでに使わないと!と思わせますね)、期限を過ぎると失効するというのが一般的です。その場で現金値引だと、この利益は望めないところですが、ポイント制だと、このような利益もあり得るところとなります。驚いたことに、このポイント失効による利益は、意外なほど多いのだそうです。

3、問題!

①ポイント10%還元などとよく表記され、実質○○円などと表現されたりします(例えば1万円でポイント10%なので、実質9千円など)が、この表現は正しいのでしょうか?(実際、某電気店では、このような表記をしていました)。

②上記を踏まえ、ポイント10%還元と10%値引きはどのように違うでしょうか?

正解は、後日書きたいと思います。

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